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目黒区の福祉現業部門を担う目的で設立された社会福祉法人目黒区社会福祉事業団が大橋えのき園を運営しています。事業団は複数の区立施設を運営していますが、そこで提供している共通の給食メニューは法人の栄養士がつくっています。

献立をつくるとき栄養バランスに配慮しているのはもちろんのこと、食を通じた社会経験の広がりを期待して、世界各地や都道府県の名物料理を提供することがよくあります。

料理は口に入れるものですから、馴染のない献立に躊躇する方もいます。珍しい世界の料理で食べ残しは増えがちですが、そのことを含めての食事経験だと考えています。そして繰り返し提供することで馴染になり、ウクライナ料理のボルシチ（赤いビーツの煮込み）など、今では人気献立になっています。

さて、今年の2月14日バレンタインメニューは、[パン、南瓜と人参のポタージュ、ミートローフ、ミモザサラダ、チョコケーキ]でした。

献立表を見てランチタイムを楽しみにしているみなさんは、チョコケーキにわくわくどきどき気分が急上昇♪　イチゴは付いているかなと、思い思いのケーキを想像していました。

当日、自分のテーブルに配膳されたプレートのチョコケーキにイチゴの姿はありませんでしたが、今回のスペシャルミールは、なんといってもミートローフです。

合挽き肉のパティに荒く刻んだプロセスチーズがたっぷり入っています。これを業務用のスチームコンべクションでふっくらと焼き上げました。ビーフの肉汁とポークの甘い油、そしてチーズの濃厚な香りがお口のなかいっぱいに広がる幸せなお味。炒め玉ねぎの甘さがそれぞれの美味しさを上手に調和するいい仕事をしています。

主菜に添えられたポタージュは、南瓜と人参、玉ねぎをバターで炒めてから煮込んだ手作りです。コンソメとお塩で味を調えて、野菜の滋味深い濃厚スープに仕上がっていました。

毎日のランチがこのような調子ですから、お昼が楽しみすぎるみなさんの気持ちはよく分かります。いつも愛情いっぱいの料理を作ってくださる調理さん、ごちそうさま＆ありがとうございます。


ミートローフ（バレンタインメニュー）


3種のキノコとベーコンのマカロニグラタン


ハントンライス（日本の郷土料理石川県）


ヒュットカーケ（世界の料理ノルウェー・肉だんご）