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大橋えのき園は自然豊かな駒場野にあります。春になると、そこかしこで桜が満開となる、知る人ぞ知る名所です。

そのソメイヨシノが樹木更新などのために伐採されました。長年、地域の方たちに愛されていた桜です。その思い出をカタチに残したいという願いが、駒場町会×大橋えのき園のジョイントプロジェクトにつながりました。

駒場町会が目黒区より譲り受けた伐採樹木の丸太を材料にして、大橋えのき園がコースター製作に取り組みました。

木工は初めての経験でしたから材の乾燥や研磨など試行錯誤の連続でした。天然材の加工はとても時間のかかるものです。急いで加工しても乾燥が不十分だと割れ曲がりにつながります。時間をかけて天然乾燥させた丸太を輪切りにし、大橋えのき園の皆さんがヤスリ掛けやラッカー塗布などの工程をていねいに作業しました。

先日、完成した「目黒の桜コースター」を駒場町会に納品させていただきました。そのとき町会の方からは、うれしいお話しをいただきました。

「（感染症の心配があり）駒場まつりが中止になっているなか、大橋えのき園のみなさんが地域に馴染める町会でありたいと思います。そこで地域交流につながればと仕事をお願いしました。これを今回限りで終わらせては意味がありません。これからも大橋えのき園と駒場町会の交流を続けていきましょう」

私たちは駒場野で地域の方たちと一緒に生活しています。地域の一員として、街づくりに参加していきたいと思います。やる気、元気、本気の大橋えのき園を今後も、よろしくお願いします。