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新年度のはじまりをお祝いする「新体制発表会」を楽しみました。新メンバーの紹介とスピーチに始まり、各グループからは活動プログラムのミニプレゼンテーションがありました。

春のわくわく感に誘われて強く意気込むリーダー職員たちからは「ランニング大会へ出場しよう！」「商品を100万円売るぞ！！」などと決意表明が続きます。

それを受けとった皆さんからは、「そんなに頑張れないよ」と笑顔がこぼれます。朝ドラのCome Come Everybodyではありませんが、来るもの拒まずで（上手くできないかもしれませんが）何でもやってみようという大橋えのき園スタイルの楽しい雰囲気に満ちていました。

わくわくどきどき気分のまま「みんなでダンスタイム」が始まりました。ジェンガ♪やマイムマイム♪などのフォークダンスでは、みなさんのノリノリ気分が大きな波となっていきます。気持ちが一体となるグルーブ感が広がり楽しく過ごせました。

知的障がいのある方に多いのは、相手と近い距離間が苦手というケースです。感覚刺激に敏感なことから人混みや身体接触にハラハラしてしまいます。そういったみなさんが集まったダンスタイムが盛り上がるのは、大橋えのき園に安心感や信頼感が広がっているからできたこと。クラス替えをしたばかりの1年前には難しいプログラムでした。

急がず、ありのままに。知的障がいのある方は、一般の方よりもゆったりとした時間の流れのなかで生活しています。テキパキと考えることは苦手です。それでも急がなければ自分ですることを決めたり、マナーやルールに納得して生活していけます。まわりの人たちとの関係づくりも、ゆっくりと深まっていきます。大きなグループ替えのあった昨年度から春夏秋冬の経験を重ねてきた皆さんは今、大橋えのき園のONEチームになっています。その安心感があるから、できることがたくさんあります。今年度は挑戦と成長が楽しみですね。