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多くの利用者が一緒に絵を描くワンデイ・プログラムの『一日芸術』を楽しみました。今回は絵の具で描いたのち切り絵で仕上げました。これは初めての試みです。皆さんのクリエイティブはどのように変化するのか未知数で、職員もワクワクドキドキの一日になりました。

作業テーブルいっぱいの大きな画用紙を取り囲むようにして座り、それぞれが描いていきます。いつもの絵の具だけれども、今回用意した筆の代わりの画材はスポンジ‼ それに浸み込ませた絵の具を画用紙に押し付けるようにして描くときの、ブニュっとした柔らかい感触はとても新鮮です。いつもは画用紙一面を塗りつぶすように、何層も濃く塗り重ねていくSさんは、スタンプを押すようにしてカラフルな点画に仕上げていました。それはもう、お花畑のような華やかさで、ふだんは引っ込み思案な性格ですが、その内面に秘めた思いがはじけたかのようです。

それぞれが夢中になってカラフルに描いた画用紙。そこに薄めた糊を塗布して切り絵を始めました。画用紙をちぎって作った紙片を、色や形を選んでは張っていきます。そうして仕上げた大作は玄関ロビーを飾っています。