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西部包括支援センターからのお知らせ

newsList:包括支援センター

2023.03.01

包括支援センターお知らせ

「今こそ広げよう、見守りの輪!」~地域見守りのキーパーソン~
(民生児童委員 編⑱)

「今こそ広げよう、見守りの輪!」~地域見守りのキーパーソン~
(民生児童委員 編⑱) 西部第一地区担当 藤岡さん

西部地区の民生委員へのインタビュー第18回目は、西部第一地区で緑が丘地域を担当されている藤岡さんに話を伺いました。
※以下、藤岡さん(藤)包括職員(包)で表記


包)藤岡さんは長年地域で活躍されていますが、民生委員になられたのはどのような経緯が
        あったのでしょうか。

(藤)町会長さんからお声掛けされ、数回お断りしていたのですが、夫からの「引き受けたら?」の
         一言で引き受けることにしました。
   民生委員を引き受けてもう15年になります。

(包)長年、民生委員として活動されている中で、地域の様子変化など感じる事はありますか。
(藤)民生委員制度の始まりである戦後の「困っている人を助ける」という制度が、時代が変化しても
   制度が変わらず継続していると感じています。
   民生委員になりたてのころは「民生委員が来ると知られると恥ずかしい(困っている人と思われる)
   ので、民生委員と言わずに来てほしい」とか「お金をもらって活動しているんでしょう!」など
   言われることもありました。また、地域の人間関係を知らずに対応に苦慮したこともあります。

(包)3年前からコロナ禍となり、活動にも制限があったと思いますが、どのように民生委員として
   活動されていましたか。

(藤)相手との対面が難しい状況で、活動が大変でした。外出されていて外で会える方やデイサービス
   などを利用している方は安心なのですが、それ以外のなかなか会えない方や家にずっといらっしゃる
   方などが心配で、電話で様子を聞いたりしていました。でも、電話だけでなく対面しないと分から
   ないこともたくさんあります。特に高齢者は状況がどんどん変わりやすいので、以前は身ぎれいに
   していた方にコロナ禍で久しぶりに会うと、身なりを気にしなくなり外見が変わっていることも
   ありました。直接会って顔を合わせて話をすることが大切と感じています。

(包)民生委員以外の活動も精力的に行っているそうですね。
(藤)自治会のおしゃべりサロンや老人クラブみどり会の脳トレなどを担当しています。
         おしゃべりサロンはコロナ禍で中止になっていましたが、今年度は少しずつ再開しています。
         掲示板に開催日を掲示すると「とても楽しみにしています」と話してくださる方もいます。
         参加するとみなさん、話が盛り上がって笑顔になります。人と会って話すことの大切さを感じます。

(包)今後の民生委員の活動で感じることはありますか。
(藤)町会も民生委員も活動メンバーが高齢化してきており、どちらももっと若い方に参加してもらい
         たい、と思っています。今、私は、30名ほど地域の高齢者を担当していますが、細やかな
         対応ができず歯がゆい思いをすることもあります。

         民生委員の担い手がなかなかおらず、欠員がでると他の民生委員にも負担がかかります。
         今の若い方は仕事や子育ても忙しいと思いますが、例えば民生委員の人数をもっと増やして
         担当地域や担当人数を減らすなど、若い方でも負担なく活動できる制度を考えていく必要が
         あるのではと考えています。
         また、担当人数を減らすことで、もっとこまやかな対応ができると思います。

(包)包括支援センターに期待する事やご要望などはありますか?
(藤)気になる方を連絡すると、いろいろと対応してくれてありがたいです。
   最近は、お願いした方がその後どうなったか、包括支援センターから連絡を頂けるので安心しています。
(包)こちらも民生委員さんからの連絡で初めて状況が分かる方もおり、とてもありがたく思っています。
   今後ともどうぞよろしくお願いいたします。