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2022.07.29
大橋えのき園お知らせ活動日記
夏の防災訓練でわくわくどきどき気分
大橋えのき園では定期的に避難訓練を実施しています。今回は雨降りのため玄関ピロティが避難場所でした。晴れているとき集合する園庭とは異なる避難ルートですが、みなさんはスムーズに行動することができて、職員はひと安心でした。 近隣の保育施設から出火という訓練の設定でした。「初期消火に失敗しました。避難してください」という館内放送がかかると活動グループごとに集合。人数を点呼してから、あらかじめ決められた順番でピロティへ移動しました。 避難訓練があることは、みなさんには朝の会でお伝えしていました。災害は予期できないものですから、訓練を事前告知していいのでしょうか? けれども大橋えのき園にとっては、発災の疑似体験ではなく、避難行動の体験が目的なので、これでいいのです。 慣れている手順での行動はスムーズにできます。ところが新しいことや、突発的なことを理解するには時間がかかるという方が多くいらっしゃるので、あらかじめあらゆるパターンの避難行動に慣れておくことがとても大切です。 避難訓練に限らず、日常生活のことや運動、芸術、また作業(仕事)についても同じです。 3回の経験では上手く理解できなくても、30回、300回の練習によって少しずつできるようになります。複雑な作業や行動のときは、一連の手順を短く、また単純に切り分けて繰り返し経験することで、本人にとって難しいことができるようになっていきます。 経験を重ねてきた今では、避難訓練を楽しみにしている方が増えました。初めてのことは上手く理解できず、そこから不安な気持ちが大きくなってしまいます。それが「楽しみな行事」になるまでには、多くの経験が必要でしたが、これこそ大橋えのき園が繰り返してきた防災訓練の成果です。 もちろん本物の災害は経験したくありませんが、今回の訓練は、もしもの時にみんなで行動できるだろうという手ごたえを感じることができました。次回は秋ごろ実施の予定です。
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