大橋えのき園からのお知らせ

多くの専門職たちが大橋えのき園の生活を支えています。作業療法士もその一人です。日常生活の作業（食べる、入浴する、着替えるなど）をスムーズにできるように訓練やリハビリテーションなどで支援する専門職で、略してOT（Occupational Therapists）と呼ばれています。一般には医療機関のリハビリ室などで出会うことが多い医療系の専門職ですが、大橋えのき園では運動系プログラムのプロデューサーとして活躍しています。通っている皆さんが生活するときの課題を専門的にアセスメントした情報に基づき、体操やスポーツ的な活動を企画しています。実際の活動ではインストラクターのように皆さんと関わっています。

OTレクは人気プログラムの一つです。音楽に合わせて身体を動かす「エアロビ」や「ストレッチ」では、椅子に座った姿勢で日常生活よりも大きく関節を動かします。アップテンポな曲を流して、OTの元気アップな声かけで、皆さんはウキウキワクワクしてきます。すると、身体を動かすことが好きではない方も、いつのまにやら腕を大きく伸ばしているから不思議です。OTは運動内容だけでなく、皆さんの気分を楽しく刺激する工夫を盛り込んでプログラムを考案しています。

このほか食事のしやすい姿勢づくりなどの為に、椅子の調整をするといった活動もしています。そして職員は生活場面のことをOTに相談しながら本人の困りごとを和らげる支援をしています。

また事業所内ではOTを中心に定期的なリハビリ担当会議を開催しています。そこでは皆さんの生活の様子を共有して、OT観点での支援を検討しています。